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け-し [0] 【芥子・罌粟】🔗🔉

け-し [0] 【芥子・罌粟】 (1)ケシ科の大形二年草。東ヨーロッパ原産。高さ約1メートル。葉は緑白色で基部は茎を抱く。初夏,茎頂に紅・紅紫・白などの大きな四弁花を単生し,球形の果実を結ぶ。種子は小さく黒または白で多数あり,芥子油をとるほか,パンや和菓子の飾りに用いる。未熟の果実から阿片がとれるので,一般の栽培は禁止されている。 〔「芥子の花」は [季]夏。《己れ毒と知らで咲きけり―の花/虚子》〕 (2)ケシ科ケシ属の草花の総称。ヒナゲシ・オニゲシなど。 (3)カラシナの古名。特に,その種子。食用・薬用とするほか,仏寺で護摩をたくのに用いる。 (4)「芥子玉(ケシダマ)」に同じ。 (5)鎧(ヨロイ)の飾り。こまかい鋲(ビヨウ)を飾りに打ちつけたもの。 (6)「芥子坊主(ケシボウズ){(2)}」に同じ。 (7)(名詞の上に付いて)きわめて小さいの意を添える。「―粒」「―本」 芥子(1) [図]

大辞林 ページ 143360 での芥子単語。