複数辞典一括検索+

ごいん-そうつう ―ンサウ― [1][0] 【五韻相通】🔗🔉

ごいん-そうつうンサウ― [1][0] 【五韻相通】 (1)昔の音韻学の用語。五十音図が考え出されて以後,音韻変化を説明するために,五十音図の同じ行の音は互いに通じ合うとする考え方で,悉曇(シツタン)学の影響を受けたもの。「けけれ」と「こころ」,「いを」と「うを」の類を説明するのに使われた。現在ではそれぞれの変化の由来が明らかになったものが多く,一定の限度内では音韻変化の現象の一つとして認められるものの,全体としてはこの説は行われなくなっている。同音相通。同紐相通。 (2)和歌・連歌で,句の移り目に五十音図の同行の字を置いて,音調を整える技法。

大辞林 ページ 143666 での五韻相通単語。