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こころ-あ・り 【心有り】 (連語)🔗⭐🔉
こころ-あ・り 【心有り】 (連語)
(1)思慮分別がある。物の道理がわかっている。「少し―・らむ人は,我があたりをさへ疎みぬべかめり/源氏(東屋)」
(2)思いやりがある。情がある。「三輪山を然(シカ)も隠すか雲だにも―・らなも隠さふべしや/万葉 18」
(3)趣がある。また,情趣や風雅を解する。「―・る朝ぼらけに急ぎ出でつる車副ひなどこそ/源氏(東屋)」「―・らむ人に見せばや津の国の難波わたりの春の景色を/後拾遺(春上)」
(4)相手にさからうような気持ちをひそかにいだく。下心がある。「かく親しき御なからひにて,―・るやうならむもびんなくて/源氏(若菜上)」
(5)歌論や連歌の用語。深い心をこめている。有心体(ウシンタイ)。「常に―・る体の歌を御心にかけてあそばし候べく候/毎月抄」
⇔心無い
大辞林 ページ 144170 での【心有り連語】単語。