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こころ-ぐるし・い [6] 【心苦しい】 (形)[文]シク こころぐる・し🔗🔉

こころ-ぐるし・い [6] 【心苦しい】 (形)[文]シク こころぐる・し (1)(他人に対して)申し訳なく,すまない気持ちがする。気がとがめる。「誠に―・いが,要請には応じかねる」 (2)心に苦痛を感じる。心配だ。「この御方の御いさめをのみぞ,なほ,わづらはしく,―・しう思ひ聞えさせ給ひける/源氏(桐壺)」「いと―・しく物思ふなるは/竹取」 (3)(相手が)気の毒だ。いたわしい。「かかる所に一人離れておはせむが,いと―・しうおぼえ給へばなり/宇津保(楼上・上)」 〔上代には,自分に対してつらいと感ずるさまを表したが,平安時代には他人の身を思いやって心が痛む場合にも用い,また,相手がつらいと感ずる状態にある(3)の意も生じた。(1)の意は近世以降の用法〕 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

大辞林 ページ 144175 での心苦しい形単語。