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ござ・る 【御座る】 (動ラ四)🔗⭐🔉
ござ・る 【御座る】 (動ラ四)
〔「ござある」の転。中世後期以降の語。用法の広い待遇語で,尊敬語にも丁寧語にも用いられる〕
□一□
(1)「ある」「いる」の意の尊敬語。「いつも同道いたす人が―・る/狂言・福の神」「寺に―・るをよう知つて直ぐに仕かける不敵者/浄瑠璃・菅原」
(2)「行く」「来る」の意の尊敬語。「おまへどこへ―・る/咄本・鹿の子餅」
(3)「ある」「いる」の意の丁寧語。「仰せられたごとくに,両に皮が―・る/狂言・張蛸」
(4)食べ物が腐る。「―・つたは目元で知れる生肴/柳多留 105」
(5)ある人を恋慕する。ほれる。「いふにいはれぬ舞台子風に相手のおいらんよつぽど―・つたやうすにて/洒落本・福神粋語録」
(6)腹がすく。「腹がすこし―・つたぢやあねえか/滑稽本・膝栗毛 4」
□二□(補助動詞)
(1)「ある」「いる」の意の尊敬語。「天下にありとあらゆる事ども,余さず漏さず知つて―・る丞相様/浄瑠璃・菅原」
(2)「ある」の意の丁寧語。「是は此あたりに住居する者で―・る/狂言・連歌毘沙門」
〔「ござる」の打ち消しの形として,中世後期には「ござない」,近世には「ござらぬ」が用いられた〕
大辞林 ページ 144206 での【御座る動ラ四】単語。