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ござ・る 【御座る】 (動ラ四)🔗🔉

ござ・る 【御座る】 (動ラ四) 〔「ござある」の転。中世後期以降の語。用法の広い待遇語で,尊敬語にも丁寧語にも用いられる〕 □一□ (1)「ある」「いる」の意の尊敬語。「いつも同道いたす人が―・る/狂言・福の神」「寺に―・るをよう知つて直ぐに仕かける不敵者/浄瑠璃・菅原」 (2)「行く」「来る」の意の尊敬語。「おまへどこへ―・る/咄本・鹿の子餅」 (3)「ある」「いる」の意の丁寧語。「仰せられたごとくに,両に皮が―・る/狂言・張蛸」 (4)食べ物が腐る。「―・つたは目元で知れる生肴/柳多留 105」 (5)ある人を恋慕する。ほれる。「いふにいはれぬ舞台子風に相手のおいらんよつぽど―・つたやうすにて/洒落本・福神粋語録」 (6)腹がすく。「腹がすこし―・つたぢやあねえか/滑稽本・膝栗毛 4」 □二□(補助動詞) (1)「ある」「いる」の意の尊敬語。「天下にありとあらゆる事ども,余さず漏さず知つて―・る丞相様/浄瑠璃・菅原」 (2)「ある」の意の丁寧語。「是は此あたりに住居する者で―・る/狂言・連歌毘沙門」 〔「ござる」の打ち消しの形として,中世後期には「ござない」,近世には「ござらぬ」が用いられた〕

こ-さるがく [2] 【小猿楽】🔗🔉

こ-さるがく [2] 【小猿楽】 略式の猿楽。

こざる-しちのすけ 【小猿七之助】🔗🔉

こざる-しちのすけ 【小猿七之助】 歌舞伎「網模様灯籠菊桐(アミモヨウトウロノキクキリ)」の通称。世話物。河竹黙阿弥(モクアミ)作。1857年江戸市村座初演。巾着切り小猿七之助と,七之助に犯されて御殿女中より身を落とした御守殿お熊の情話と悪事を中心に描く。

ござろ 【御座ろ】 (連語)🔗🔉

ござろ 【御座ろ】 (連語) 〔動詞「ござる」に助動詞「う」の付いた「ござろう」の転〕 (1)「あるだろう」の意の丁寧語。ございましょう。「五日十日暇のいる事が―と/狂言記・宗論」 (2)(補助動詞的に用いて)…でございましょう。「もはや清水へ参つたで―/狂言記・水汲新発意」

こ-さん [0] 【古参】🔗🔉

こ-さん [0] 【古参】 古くからある職や仕事についていること。また,その人。 ⇔新参(シンザン) 「―兵」「最―」

大辞林 ページ 144206