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こ-そで [0][1] 【小袖】🔗🔉

こ-そで [0][1] 【小袖】 (1)袖口が狭く,垂領(タリクビ)で前を引き違えて着る衣服。現在の長着の原形。平安時代には,貴族の装束の内衣であり,庶民は日常着として用いた。次第に貴族の服装が簡略化されるにつれて上衣(ウワギ)となり,男女ともに広く着用するようになった。室町時代にさらに洗練されて,打掛(ウチカケ)・被衣(カツギ)などの豪華な装飾用の小袖を生んだ。近世になって袂(タモト)が長くなり,身丈も長くなって近世後期にはほぼ現在の長着の形となった。 (2)礼服の大袖の下に重ねた筒袖・盤領(マルエリ)の衣服。 (3)絹の綿入れ。 →布子(ヌノコ) 小袖(1) [図]

大辞林 ページ 144299 での小袖単語。