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さ🔗⭐🔉
さ
■一■ (終助)
〔近世中期以降の語〕
文末の種々の語に付く。活用する語には言い切りの形に付くが,形容動詞にはその語幹に付く。
(1)強意を表す。「大人が勝つのはあたりまえ―」
(2)軽く言いはなす。「無理なことだし,まあいい―」「どのみち同じこと―」
(3)質問・反駁(ハンバク)の気持ちを強める。疑問詞とともに用いられる。「どこへ行けばいいの―」「なに―,生意気言って」
(4)他人の話を紹介するときに用いる。「とさ」「てさ」の形をとる。「むかしむかし,大きな国があったと―」「大勢で押しかけたんだって―」
■二■ (間投助)
文節末に付いて,口調を整える。相手の注意を引き止めようとする気持ちが込められる。「だって―,お父さんがいいって言ったんだもの」「お母さんが―,早くおいでって」
■三■ (格助)
〔中世後期以降の東国語。現在でも関東以東の各地で用いられる〕
格助詞「へ」に同じ。方向を示す。「都(ミヤコ)―ノボル/ロドリゲス」
大辞林 ページ 144677 での【さ】単語。