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さし-い・ず ―イヅ 【差し出づ・射し出づ】 (動ダ下二)🔗🔉

さし-い・ず ―イヅ 【差し出づ・射し出づ】 (動ダ下二) □一□さし出る。 (1)隆起している。突き出る。「わらふだの大きさして―・でたる石あり/伊勢 87」 (2)外へ出る。進み出る。姿をあらわす。「遣戸を押しあけて―・でたれば/落窪 1」 (3)度を越える。でしゃばる。「物語などするに,―・でて我ひとりさいまんくるるもの/枕草子(二五・能因本)」 (4)(太陽や月が)姿をあらわして輝く。輝き出る。「月のいとおもしろく―・でたりけるを見て/古今(羇旅左注)」 (5)外出する。出むく。「さすがに若い人にひかれて,をりをり―・づるにも/更級」 □二□さし出す。 (1)外へ出す。「車を見るとておもてを―・でて/大和 141」 (2)手に持って出す。提供する。「手ごとにくだものなど―・でつつ/蜻蛉(下)」

大辞林 ページ 144937 での差し出づ動ダ下二単語。