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さ-た [2][1] 【沙汰】 (名)スル🔗⭐🔉
さ-た [2][1] 【沙汰】 (名)スル
〔「沙」は砂,「汰」は選び分ける意。水中でゆすって,砂を捨て米や砂金を選び分ける意〕
□一□
(1)事の是非・善悪などを論じ,定めること,またそれに従って処理すること。しかるべく処置すること。また,訴訟。「地獄の―も金次第」「雨降りて後いまだ庭のかわかざりければいかがせんと―ありけるに/徒然 177」「先づ―の成否は知らず/平家 1」
(2)(主君・官府などの)裁定。指図。指示。また,それを伝える知らせ。「追って―する」「―のあるまで待て」「いづれも大宮院の御―なり/増鏡(老のなみ)」
(3)あれこれ言うこと。評判。うわさ。「此れも不運の至りと身にも思ひ,よそにも―しける/沙石 9」「是はいかさまにも天狗の所為といふ―にて/平家 5」
(4)便り。消息。「音―ない」
□二□(他の語に付いて,あるいは接尾語のように用いて)…にかかわる事柄,…の問題,などの意を表す。「狂気の―」「裁判―」「刃傷(ニンジヨウ)―」「祐経ほどの者が理運の―にまくべきにあらず/曾我 1」
大辞林 ページ 144984 での【沙汰名】単語。