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さ・びる [2] 【寂びる・荒びる】 (動バ上一)[文]バ上二 さ・ぶ🔗🔉

さ・びる [2] 【寂びる・荒びる】 (動バ上一)[文]バ上二 さ・ぶ 〔「錆(サ)びる」と同源〕 (1)古くなって新鮮でなくなったり,色があせたりする。「人し汲まねば水―・びにけり/神楽歌」「夕づく日色―・びまさる草の下に/玉葉(秋上)」 (2)古くなって,荒れ果てる。また,長いこと使われずに放置されて趣や渋みが出る。時代がつく。古色蒼然とする。「邸(ヤシキ)の内も―・びぬ/自然と人生(蘆花)」「岩に苔むして―・びたる所なりければ/平家(灌頂)」 (3)人けがなくなってさびしくなる。さびれる。「都会ながらにいと―・びたり/慨世士伝(逍遥)」「宿―・びて庭に木の葉の積るより人待つ虫も声弱るなり/秋篠月清集」 (4)心さびしい思いをする。「まそ鏡見飽かぬ君に後れてや朝夕(アシタユフヘ)に―・びつつ居らむ/万葉 572」

大辞林 ページ 145059 での寂びる動バ上一単語。