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さぶら・う サブラフ 【候ふ・侍ふ】 (動ハ四)🔗⭐🔉
さぶら・う サブラフ 【候ふ・侍ふ】 (動ハ四)
〔中古に「さもらう」から転じた語。初めは謙譲語であったが,のちに丁寧語となった。中世以降は「そうろう」が使われるようになり,「さぶらう」は女性語化した〕
□一□(謙譲語)
(1)目上の人のそばに仕える。お仕えする。「みやつかさ―・ふ人々みな手をわかちてもとめ奉れども/竹取」
(2)目上の人のそばに行く。参上する。「しばしばも―・ふべけれど,事ぞ,とはべらぬほどはおのづから怠り侍るを/源氏(紅葉賀)」
(3)(物が)目上の人のそばにある。お手元にある。「御前に―・ふものは御琴も御笛もみなめづらしき名つきてぞある/枕草子 93」
□二□(丁寧語)あります。おります。ございます。「いかなる所にかこの木は―・ひけむ/竹取」
□三□(補助動詞)
(1)補助動詞「ある」の丁寧語。(で)ございます。「おはしまさむ事は,いと荒き山道になむ侍れど,殊に程遠くは―・はずなむ/源氏(浮舟)」
(2)動詞の連用形に付いて,その動作を丁重に言い表す。…ます。「もの申し―・はん。おどろかせ給へ/宇治拾遺 1」
大辞林 ページ 145063 での【候ふ動ハ四】単語。