複数辞典一括検索+

され-ば 【然れば】🔗🔉

され-ば 【然れば】 〔動詞「然(サ)り」の已然形に「は」の付いたもの〕 ■一■ (接続) (1)上に述べたことを受け,その帰結として下に述べる事柄が起こることを表す。そうであるから。だから。「やがて極楽へ参りけり。―心にだにもふかく念じつれば,仏も見え給ふなりけり/宇治拾遺 1」 (2)話題を転ずる時に用いる。さて。「才覚又ならぶ人なし。―,その里に戦ひおこつて/仮名草子・伊曾保物語」 (3)意外であるという意をこめて用いる。いったい。そもそも。「鎌倉へだにも入れられぬこそほいなけれ。―こは何事ぞ/平家 11」 ■二■ (感) 応答に用いる語。さよう。「『権三殿は御存じないか』『―存じたとも申されず,存ぜぬとも申されぬ』/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

大辞林 ページ 145133 での然れば単語。