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しの・ぶ [2][0] 【忍ぶ】🔗🔉

しの・ぶ [2][0] 【忍ぶ】 ■一■ (動バ五[四]) (1)つらいことを我慢する。こらえる。「不便を―・ばねばならぬ」「恥を―・んでお願いに来ました」「耐え―・ぶ」 (2)他人に知られないようにこっそりと何かをする。「男がこっそり―・んで来る」「人目を―・んで会いに行く」「世を―・ぶ仮の姿」「―・び寄る」「―・び泣く」 [可能] しのべる ■二■ (動バ上二) (1)気持ちを抑える。こらえる。現代語では,「…するに―・びず,…」「…するに―・びない」という形でのみ使われる。「思い出の品を捨てるに―・びず,そのまましまいこむ」 →しのびない (2)気持ちが外に表れそうになるのをじっとこらえる。「我が背子が捻(ツ)みし手見つつ―・びかねつも/万葉 3940」 (3){■一■(2)}に同じ。「世の中に―・ぶる恋のわびしきは逢ひてののちの逢はぬなりけり/後撰(恋一)」 〔本来は上二段の語。「しのぶ(偲)」の補説参照〕

大辞林 ページ 145842 での忍ぶ単語。