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じゃ ヂヤ (助動)(ぢやろ(ぢやら)・ぢやつ・ぢや・ぢや(ぢやる)・○・○)🔗⭐🔉
じゃ ヂヤ (助動)(ぢやろ(ぢやら)・ぢやつ・ぢや・ぢや(ぢやる)・○・○)
〔「である」の語尾「る」が脱落した「であ」の転。中世後期以降,主として京都を中心とした関西地方で用いられる〕
体言,副詞,一部の助詞,活用語の連体形などに接続する断定の助動詞。
(1)話し手の断定的な判断を表す。…である。「名は県なれども,実は大なほどに郡〈ぢや〉ぞ/史記抄 11」
(2)副詞を伴って疑問・質問の意を表す。…であるか。「阿闍梨を始め三千の坊主どもを還俗させ,牛飼ひ舎人に使はうか,どう〈ぢや〉どう〈ぢや〉と睨めつくる/浄瑠璃・愛護若塒箱」
(3)連体修飾語となって資格・身分などを表す。…に当たる…。…であるところの…。「先度,おぢ〈ぢや〉人ののしつけを借つてきた/狂言・腥物」
〔断定の助動詞「だ」も同じ「である」から出たもので,中世末期から近世を通じて,「じゃ」が関西,「だ」が関東と,方言的対立を示して用いられ,現代に至る〕
大辞林 ページ 145979 での【助動ぢやろ(ぢやら)】単語。