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じゃ [1] 【蛇】🔗🔉

じゃ [1] 【蛇】 (1)へび。おろち。うわばみ。「鬼が出るか―が出るか」 (2)大酒飲み。蛇之助(ジヤノスケ)。「どちらへ似ても―の子孫/浄瑠璃・淀鯉(上)」

――が蚊を呑(ノ)んだよう🔗🔉

――が蚊を呑(ノ)んだよう あまりに少量で,腹の足しにならないことのたとえ。

――の道は蛇(ヘビ)🔗🔉

――の道は蛇(ヘビ) 同類の者は互いにその事情に通じている,ということ。

――は一寸(イツスン)にして人を呑(ノ)む🔗🔉

――は一寸(イツスン)にして人を呑(ノ)む 蛇は一寸ほどのときから人を呑む勢いを示す。すぐれた人は幼少の頃から他人を圧倒するものがある。栴檀(センダン)は双葉より芳(カンバ)し。

じゃ ヂヤ (接続)🔗🔉

じゃ ヂヤ (接続) ⇒じゃあ(接続)

じゃ ヂヤ (助動)(ぢやろ(ぢやら)・ぢやつ・ぢや・ぢや(ぢやる)・○・○)🔗🔉

じゃ ヂヤ (助動)(ぢやろ(ぢやら)・ぢやつ・ぢや・ぢや(ぢやる)・○・○) 〔「である」の語尾「る」が脱落した「であ」の転。中世後期以降,主として京都を中心とした関西地方で用いられる〕 体言,副詞,一部の助詞,活用語の連体形などに接続する断定の助動詞。 (1)話し手の断定的な判断を表す。…である。「名は県なれども,実は大なほどに郡〈ぢや〉ぞ/史記抄 11」 (2)副詞を伴って疑問・質問の意を表す。…であるか。「阿闍梨を始め三千の坊主どもを還俗させ,牛飼ひ舎人に使はうか,どう〈ぢや〉どう〈ぢや〉と睨めつくる/浄瑠璃・愛護若塒箱」 (3)連体修飾語となって資格・身分などを表す。…に当たる…。…であるところの…。「先度,おぢ〈ぢや〉人ののしつけを借つてきた/狂言・腥物」 〔断定の助動詞「だ」も同じ「である」から出たもので,中世末期から近世を通じて,「じゃ」が関西,「だ」が関東と,方言的対立を示して用いられ,現代に至る〕

――=知らぬ(=知れぬ)🔗🔉

――=知らぬ(=知れぬ) 疑いいぶかる気持ちを表す。…なのだろうか。…だかわからない。「とがは何〈ぢや〉しれぬが,勝二郎は追放で/浄瑠璃・淀鯉(上)」「何〈ぢや〉知らぬが,やれ腹を引さく,はと呻く/浮世草子・色三味線」

じゃ ヂヤ (連語)🔗🔉

じゃ ヂヤ (連語) ⇒じゃあ(連語)

大辞林 ページ 145979