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しゃく 【尺】🔗🔉

しゃく 【尺】 ■一■ [2] (名) (1)長さの単位。寸の一〇倍,丈の一〇分の一。一尺の長さは時代などによって様々である。中国から伝来し,大宝令では大尺・小尺を制定,のち唐大尺・唐小尺に変える。やがて唐大尺系統の曲尺(カネジヤク)が現れ主流となった。近世には享保(キヨウホウ)尺・又四郎尺,また用途により鯨尺・呉服尺などが行われたが,明治時代に曲尺と鯨尺以外は禁止され,メートル条約加入後,1891年(明治24)曲尺一尺を三三分の10メートル(約30.3センチメートル)と定義し,尺貫法における長さの基本単位とした。1958年(昭和33)まで,これは公認の単位として用いられた。 (2)ものさし。 (3)長さ。たけ。「―が足りない」 ■二■ (接尾) 〔「隻(セキ)」の借字〕 助数詞。魚などを数えるのに用いる。「腰に鮭の一二―なきやうはありなんや/宇治拾遺 1」

大辞林 ページ 146011 での単語。