しゅう-えき シウ― [0][1] 【周易】
中国,周代に行われたとされる占い法。三易の一。陰陽説に基づき,陽を

,陰を

で表し,その記号の組み合わせで八卦(ハツケ)を作り,さらに八通りに組み合わせて六十四卦としてそれぞれに名を与え,これによって宇宙万物の生成・発展・消長を説明しようとするもの。太古の聖人伏羲(フツキ)が八卦を作り,周の文王が各卦に説明をつけ(卦辞),周公が解釈し(爻辞(コウジ)),孔子がその原理を明らかにした(十翼)といわれているが,実際には,戦国末から漢代中期にかけて集大成されたもの。後世,易経として五経に加えられた。今日,易といえば周易をさす。易。易経。
→八卦
→六十四卦