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す・ぎる [2] 【過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 す・ぐ🔗⭐🔉
す・ぎる [2] 【過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 す・ぐ
(1)その場所を通ってさらに先へ行く。通過する。「京都は―・ぎた。もうじき大阪だ」
(2)時間が経過する。時がたつ。「就職してはや一年が―・ぎた」
(3)その時刻・期間・時期が終わる。「もう六時を―・ぎた」「冬が―・ぎて春となる」
(4)物事の盛りが終わる。「花は盛りを―・ぎてしまった」
(5)物事が済む。終わる。「祭―・ぎぬれば,後の葵不用なりとて/徒然 138」
(6)物事がある水準を越える。(ア)(良くないことについて)許される程度を越す。「悪ふざけが―・ぎる」「言葉が―・ぎる」「冗談が―・ぎる」「口が―・ぎる」「度が―・ぎる」(イ)(良いことについて)その人にふさわしい程度以上である。「花子は私には―・ぎた女房です」(ウ)他のものに比べて優れている。「身帛体魁偉,腕力人に―・ぎ/日本風景論(重昂)」(エ)(「これに過ぎる…はない」の形で)これ以上の…はない。この上なく…である。「これに―・ぎる光栄はございません」
(7)日をくらす。生計をたてる。「商(アキナイ)をして―・ぎよ/御伽草子・物臭太郎」
(8)(動詞の連用形,形容詞・形容動詞の語幹に付けて)程度や限度を超える。「少し言い―・ぎた」「高―・ぎて手が届かない」
(9)(「…に過ぎない」「…に過ぎぬ」の形で)ただそれだけのことである。「大臣の答弁は言い逃れに―・ぎない」「解脱は便法に―・ぎぬ/野分(漱石)」
(10)「死ぬ」を婉曲に言う語。「黄葉(モミチバ)の―・ぎにし君が形見とそ来(コ)し/万葉 47」
大辞林 ページ 147253 での【過ぎる動ガ上一】単語。