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すご・い [2] 【凄い】 (形)[文]ク すご・し🔗🔉

すご・い [2] 【凄い】 (形)[文]ク すご・し (1)ぞっとするほど恐ろしく思う。たいそう気味が悪い。「―・い目つきでにらまれる」「―・い絶壁」 (2)常識では考えられないほどの能力・力をもっている。並はずれている。「―・い怪力」「―・い根性」 (3)恐ろしいほどすぐれている。ぞっとするほどすばらしい。「―・い性能の車」「―・い腕前」「―・い美人」 (4)程度がはなはだしい。「デパートは―・いこみようだ」 →すごく(凄く) (5)ひどくものさびしい。ぞっとするほど荒涼としている。「かれがれなる虫の音に松風―・く吹きあはせて/源氏(賢木)」「古畑の岨(ソバ)の立つ木にゐる鳩の友呼ぶ声の―・き夕暮/新古今(雑中)」 (6)ぞっと身にしみて寒気を感じるようだ。鬼気迫るようなおそろしさだ。「あたりさえ―・きに,板屋のかたはらに堂建てて行へる尼の住まひ/源氏(夕顔)」 〔心に強い衝撃を受けて,ぞっと身にしみるさまの意が原義。平安時代から見える語で,良い意味でも悪い意味でも用いられた。近代以降,心理的圧迫感を伴わない用法が生じた〕 [派生] ――さ(名)――み(名)

大辞林 ページ 147280 での凄い形単語。