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ず-は (連語)🔗⭐🔉
ず-は (連語)
〔打ち消しの助動詞「ず」の連用形に係助詞「は」の付いたもの。現在ではズワと読む〕
(1)打ち消しの意の中止法または連用修飾を表す。ずに。ないで。「なかなかに人とあら―酒壺になりにてしかも酒に染(シ)みなむ/万葉 343」「言繁き里に住ま―今朝鳴きし雁にたぐひて行かましものを/万葉 1515」
(2)打ち消しの意の順接仮定条件を表す。ないならば。もし…なければ。「けふ来―あすは雪とぞ降りなまし消えずはありとも花と見ましや/古今(春下)」
〔「ずは」の「は」は本来清音であるが,のちにワに転じた。また,「ずば」「ずんば」の形も生じた。さらに近世口語では「ざあ」「ざ」にも転じた〕
大辞林 ページ 147389 での【連語】単語。