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すま・す [2] 【澄ます・清ます】 (動サ五[四])🔗⭐🔉
すま・す [2] 【澄ます・清ます】 (動サ五[四])
(1)水などを濁りのない状態にする。「水を―・す」
(2)雑念を払って,心を落ち着かせる。「心を―・して字を書く」「琵琶をしらめて夜もすがら心を―・し/平家 5」
(3)一つのことに注意を向ける。「耳を―・す」「諸人目を―・して見る処に/保元(上・古活字本)」
(4)曇りを取り去って,さえた状態にする。「五六撥をいとおもしろく―・して弾き給ふ/源氏(若菜下)」
(5)(自動詞的に用いて)よそ行きの表情やそぶりをする。そんなことにはかかわりがないという表情やそぶりをする。「おつに―・した顔」「他人に迷惑をかけても―・している」
(6)動詞の連用形の下に付いて,(ア)一心に…する。精神を集中して…する。「笛を吹き―・す」「おこない―・す」(イ)すっかり…する。完全に…する。「刀を研ぎ―・す」「医者になり―・す」
(7)洗い清める。「その日御髪―・し,端に居て乾し居給へる中に/宇津保(初秋)」
(8)世の中が平安になるようにする。鎮定する。「一天をしづめ,四海を―・す/平家 12」
(9)道理を明らかにする。是非をはっきりさせる。「理ヲ―・ス/日葡」
〔「澄む」に対する他動詞〕
[可能] すませる
大辞林 ページ 147425 での【澄ます動サ五[四]】単語。