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それ [0] 【其れ】 (代)🔗🔉

それ [0] 【其れ】 (代) □一□中称の指示代名詞。 (1)話し手からは少し離れていて,聞き手の方に近いと考えられる物事を指し示す。「あれじゃない,―だ」「君のわきにある,そう,―だ」 (2)話し手が聞き手と共通の話題としてとり上げたり,今述べられたりした物事を指し示す。「―とこれとは話が別だ」「―は―として」 (3)話し手が,聞き手と共通の話題にしている時を指し示す。「―以来つきあっていない」「―までは旧式の機械を使っていた」 (4)直前に出た言葉を,すぐ次に繰り返す代わりに用いる語。「ヘーゲルの弁証法とマルクスの―とは全く似て非なるものだ」 (5)直前に話題にした人。その人。「その時の女御,多賀幾子と申すみまそがりけり。―うせたまひて/伊勢 77」 □二□人代名詞。二人称。あなた。おまえ。「―はさこそ思すらめども,おのれは都に久しく住みて/徒然 141」 □三□不定の指示代名詞。事物の名を伏せていうときなどに用いる。「―の年の師走の二十一日の戌の時に/土左」

大辞林 ページ 148355 での其れ代単語。