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たい (助動)(たかろ・たかつ(たく)・たい・たい・たけれ・○)🔗🔉

たい (助動)(たかろ・たかつ(たく)・たい・たい・たけれ・○) 〔古語の助動詞「たし」の転。中世以降の語〕 動詞および助動詞「れる・られる」「せる・させる」の連用形に接続する。 (1)話し手自身の希望を表す。「おもしろい本が読み〈たい〉」「ぜひ私が行き〈たかっ〉た」 (2)話し手以外の人の希望を表す。「帰り〈たけれ〉ば帰ってもよい」「大学へ行き〈たく〉ても行けない人もいるのだ」 (3)「ある」「である」などに付いて,他に対する願望を表す。…てほしい。…であってほしい。「常にこうあり〈たい〉ものだ」「交通事故のない町であり〈たい〉とみんな願っている」 〔(1)連用形「たく」が接続助詞「て」を伴って用いられる場合,「たくって」のように,促音「っ」が挿入されることがある。「母に早く会い〈たくっ〉てしようがない」(2)連用形には音便の形「とう」もあり,「ございます」「存じます」などに続く場合に用いられる。「絵がかき〈とう〉ございます」「お礼にうかがい〈とう〉存じます」(3)他動性の動詞に付く場合,希望の対象になる語は「が」または「を」で示される。「水〈が〉飲み〈たい〉」「水〈を〉飲み〈たい〉」〕

大辞林 ページ 148409 での助動たかろ単語。