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たいざん-ふくん [6][5] 【泰山府君】🔗🔉

たいざん-ふくん [6][5] 【泰山府君】 〔「たいざんぶくん」「たいさんふくん」とも〕 (1)中国の泰山の神。人の寿命・福禄をつかさどる神として道家でまつる。また,仏教と習合して十王の一人に数えられ,閻魔(エンマ)王の太子ともその書記ともいう。日本では素戔嗚尊(スサノオノミコト)と同一視されて陰陽家でまつられる。太山府君。泰山王。 (2)能の一。五番目物。世阿弥作。桜町中納言が,散りゆく桜を惜しんで泰山府君にその延命を祈ると,府君が出現し花の盛りを延ばす。

大辞林 ページ 148476 での泰山府君単語。