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たいに タニ [1] 【大為爾】🔗🔉

たいにニ [1] 【大為爾】 〔「大為爾」は四七字の初めの三文字の万葉仮名より〕 四七字の仮名を繰り返さずに,全部使って作られた,「たゐ(田居)にい(出)で,な(菜)つ(摘)むわれ(我)をぞ,きみ(君)め(召)すと,あさ(求食)りお(追)ひゆ(行)く,やましろ(山城)の,うちゑ(打酔)へるこ(子)ら,も(藻)はほ(干)せよ,えふね(舟)か(繋)けぬ」という五七調の歌詞。「あめつちの詞」に次ぐもので,平安中期頃の「いろは歌」に先行して作られたと考えられる。源為憲の「口遊(クチズサミ)」(970年成立)に見える。

大辞林 ページ 148553 での大為爾単語。