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たし (助動)(たから・たく(たかり)・たし・たき・たけれ・○)🔗🔉

たし (助動)(たから・たく(たかり)・たし・たき・たけれ・○) 〔希望の助動詞「たい」の古語形。中古の「まほし」に代わって中世以降用いられるようになった〕 活用形式は形容詞のク活用型。動詞およびそれと同じ活用型の助動詞の連用形に接続する。 (1)話し手自身の希望を表す。「若き弟子の器量の仁ありけるに,秘法をも伝授し,印信を許し〈たく〉思ふに/沙石 2」「敵にあうてこそ死に〈たけれ〉,悪所におちては死に〈たから〉ず/平家 9」 (2)話し手以外の人の希望を表す。「(オ前ガ)八島へ帰り〈たく〉は,一門の中へ言ひ送つて,三種の神器を都へ返し入れ奉れ/平家 10」「(盛親僧都ハ)帰り〈たけれ〉ば,ひとりつい立ちて行きけり/徒然 60」 →たい(助動)

大辞林 ページ 148746 での助動たから単語。