複数辞典一括検索+![]()
![]()
で-あ・る (連語)🔗⭐🔉
で-あ・る (連語)
〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」に補助動詞「ある」の付いたもの。中世後期以降の語〕
体言および体言に準ずるものに広く接続するほか,活用語の連体形に助詞「の」をはさんで付く(「であろう」の形だけは活用語に直接に付く)。
(1)断定の意を表す。「一足す一は二―・る」「会議で決定した事項はなるべく早く周知させるべき―・る」
(2)(「のである」「なのである」の形で)原因・理由・根拠などの説明を強く述べる。「みんなが困っているのはその事なの―・る」「今さら言い訳の必要はないの―・る」
(3)(「…であれ,…であれ」の形で)事柄を列挙するのに用いる。「山―・れ,谷―・れ,ひとっ飛びに通り過ぎる」
〔(1)現代語では「だ」と同じ働きをもつものとして,「である」全体を一語の助動詞とみる説もある。(2)「静かである」「立派である」などは,通常,形容動詞の連用形「静かで」「立派で」にそれぞれ補助動詞「ある」が付いたものと説かれる。(3)「である」の打ち消しの言い方としては「でない」が用いられる〕
大辞林 ページ 149885 での【連語】単語。