複数辞典一括検索+

て-まえ ―マヘ [0] 【手前】🔗🔉

て-まえ ―マヘ [0] 【手前】 ■一■ (名) (1)自分のすぐ前。自分に近い方。また,基準にした物より自分に近い方。「―にあるのが小学校で後ろが中学校」「橋の一つ―の角を右に曲がる」 (2)他人に対する,自分の立場。面目。体裁。「友人の―知らないとは言えない」「力になろうと言った―断れない」 (3)腕前。技量。手並み。 (4) [0][1] (多く「点前」と書く)茶をたてたり,香を(タ)いたりする作法。また,その所作。 (5)自分ですること。自分の負担ですること。「―に湯屋風呂屋を拵(コシラ)へ/浮世草子・永代蔵 3」 (6)自分の勢力の及ぶ範囲。また,支配下にある物。「親の―を引きとられ,余所(ヨソ)の内に預けられておりましたが/滑稽本・膝栗毛(発端)」 (7)家計。暮らし向き。内証。「―の摺り切りも苦にならず/仮名草子・浮世物語」 ■二■ (代) (1)一人称。ややへりくだっていう語。「―は存じません」 (2)二人称。対等または対等以下の相手に用いる。ややさげすんでいう語。てめえ。「―なんか何も知らないくせに,黙ってろ」

大辞林 ページ 150114 での手前単語。