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てんこ 【天鼓】🔗🔉

てんこ 【天鼓】 (1)能の一。四番目物。世阿弥作。少年に天から下された鼓を帝が望み,拒む少年を呂水に沈めてこれを得るが,鼓は打てども鳴らない。ところが,少年の父に打たせると妙音を発する。帝は哀れを催して呂水のほとりで少年追善の管弦講を行うと,少年の霊が現れ鼓を打つ。 (2)人形浄瑠璃。時代物。近松門左衛門作。1701年初演。故三位富士丸の一人娘沢瀉(オモダカ)姫と家宝天鼓の鼓をめぐる物語。

大辞林 ページ 150200 での天鼓単語。