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とらのこ-わたし [5] 【虎の子渡し】🔗🔉

とらのこ-わたし [5] 【虎の子渡し】 〔宋の周密撰「癸辛雑識(続集下)」による。虎が三匹の子を生むと,一匹が彪(ヒヨウ)で他の子を食おうとするので,川を渡るときに親はまず彪を対岸に渡し,次いで他の一匹を渡してから彪を連れ帰り,次に残る一匹を渡し,最後に彪を渡したという故事から〕 (1)苦しい生計のやりくり。「其蔵なから質に置き,―にはし給へども/浮世草子・置土産 4」 (2)虎が三匹の子を連れて川を渡るさまをかたどった庭石。京都竜安寺のものが有名。 (3)次々に手渡すこと。リレー式に順ぐりに渡すこと。

大辞林 ページ 150852 での虎の子渡し単語。