複数辞典一括検索+

――の褌(フンドシ)🔗🔉

――の褌(フンドシ) (1)鬼や雷神が締めているという虎の皮で作ったふんどし。 (2)〔「とらぬ狸(タヌキ)の皮算用」とかけて〕 うまくいかない意をしゃれていう。「おいらをおさきにしやあがつて文使させようとは―だ/滑稽本・続膝栗毛」

とら-の-くち 【虎の口】🔗🔉

とら-の-くち 【虎の口】 〔「虎口(ココウ)」の訓読み〕 非常に危険な場所や場合のたとえ。「大塔の尊雲法親王ばかりは,―をのがれたる御さまにて/増鏡(久米のさら山)」

とら-の-こ [0] 【虎の子】🔗🔉

とら-の-こ [0] 【虎の子】 〔虎は子供を非常にかわいがるというところから〕 大切にして手元から離さないもの。秘蔵の金品。「―の貯金」

とらのこ-わたし [5] 【虎の子渡し】🔗🔉

とらのこ-わたし [5] 【虎の子渡し】 〔宋の周密撰「癸辛雑識(続集下)」による。虎が三匹の子を生むと,一匹が彪(ヒヨウ)で他の子を食おうとするので,川を渡るときに親はまず彪を対岸に渡し,次いで他の一匹を渡してから彪を連れ帰り,次に残る一匹を渡し,最後に彪を渡したという故事から〕 (1)苦しい生計のやりくり。「其蔵なから質に置き,―にはし給へども/浮世草子・置土産 4」 (2)虎が三匹の子を連れて川を渡るさまをかたどった庭石。京都竜安寺のものが有名。 (3)次々に手渡すこと。リレー式に順ぐりに渡すこと。

とら-の-ひ [4] 【寅の日】🔗🔉

とら-の-ひ [4] 【寅の日】 十二支の寅にあたる日。虎は千里行って千里戻るということから,この日は旅立ちにはよく,婚礼には忌む日とされた。

とら-の-まき [0][5] 【虎の巻】🔗🔉

とら-の-まき [0][5] 【虎の巻】 〔中国の兵法書「六韜(リクトウ)」の虎韜の巻から出た語〕 (1)兵法の秘伝が記してある書物。「兵法の―を授かる」 (2)秘訣などを記してあるもの。「百人一首に上達するための―」 (3)教科書に従って解説・注釈した参考書。あんちょこ。とらかん。「英語の―」

とらのもん 【虎門】🔗🔉

とらのもん 【虎門】 東京都港区にある地名。会社などの集中地区。もと江戸城外郭門である虎門があった。

大辞林 ページ 150852