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とり-な・す [3][0] 【取(り)成す・執(り)成す】 (動サ五[四])🔗🔉

とり-な・す [3][0] 【取(り)成す・執(り)成す】 (動サ五[四]) (1)もめごとの中に立って,仲直りをさせる。仲裁する。「両者の間を―・す」 (2)なだめて機嫌よくさせる。その場をうまくはからう。「なんとかあなたから―・していただけませんか」 (3)手に取ってかまえる。別の物のようにして手に持つ。「神仏助け給へと念じて,大刀を桙(ホコ)のやうに―・して/宇治拾遺 11」 (4)そのように考える。わざと…と理解する。「名残なくは,いかがは。心浅くも―・し給ふかな/源氏(葵)」 (5)取りざたする。言いふらす。「物の聞えやまたいかがと―・されむとわが御ためつつましけれど/源氏(須磨)」 (6)調子を合わせる。とりはやす。「なよびやかに,女しと見れば,あまり情にひきこめられて―・せばあだめく/源氏(帚木)」 (7)ほかのものに変える。「すなはち,湯津爪櫛に其の童女(オトメ)を―・して御美豆良に刺して/古事記(上訓)」 [可能] とりなせる

大辞林 ページ 150897 での取(り)成す動サ五[四]単語。