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なんだ (助動)(なんだら・なんだり(なんで)・なんだ・なんだ(なんだる)・なんだれ・○)🔗⭐🔉
なんだ (助動)(なんだら・なんだり(なんで)・なんだ・なんだ(なんだる)・なんだれ・○)
〔中世後期から近世江戸語まで用いられたが,江戸語の末期には「なかった」も用いられるようになり,現代語では関西地方などで用いられる以外は,「なかった」に取ってかわられた〕
動詞および動詞型活用の助動詞の未然形に付いて,過去における動作・作用・状態などの打ち消しを表す。なかった。「雷義がついに取ら〈なんだれ〉ば,雷義が居ぬまに/蒙求抄 2」「今までかみなり殿のれうぢのいたしやうを習は〈なんで〉ござる/狂言・雷」「まだ正月の礼にさへ参りませ〈なんだ〉/歌舞伎・阿波の鳴門」「おや,さつぱり知れまし〈なんだ〉わ/人情本・梅児誉美(後)」
〔(1)この語の成立については未詳。一説に「ぬあった」の転かともいう。(2)江戸語では,サ変動詞「す」および助動詞「ます」に付く場合,「せなんだ」と「しなんだ」,「ませなんだ」と「ましなんだ」の二形が行われた〕
大辞林 ページ 151325 での【助動なんだら】単語。