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ねこ [1] 【猫】🔗🔉

ねこ [1] 【猫】 (1)食肉目ネコ科の哺乳類。体長50センチメートル内外。毛色は多様。指先にはしまい込むことのできるかぎ爪がある。足裏には肉球が発達し,音をたてずに歩く。夜行性で,瞳孔は円形から針状まで大きく変化する。本来は肉食性。舌は鋭い小突起でおおわれ,ザラザラしている。長いひげは感覚器官の一つ。ペルシャネコ・シャムネコ・ビルマネコなど品種が多い。古代エジプト以来神聖な動物とされる一方,魔性のものともされる。愛玩用・ネズミ駆除用として飼われる。古名,ねこま。 (2)〔猫の皮を張ったものが多いところから〕 三味線。「―が悪くつて困つたに違(チゲエ)はねえのさ/洒落本・妓娼精子」 (3)〔三味線を使うところから〕 芸妓。「猿若町の老(フル)―が二組さね/安愚楽鍋(魯文)」 (4)大坂堀江付近・江戸本所回向院付近の私娼。「回向院ばかり涅槃に―が見え/柳多留 4」 (5)「猫火鉢」に同じ。 (6)「猫車(ネコグルマ)」の略。 →猫の恋 →猫の額 →猫の目

大辞林 ページ 151683 での単語。