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の・る [0] 【乗る】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
の・る [0] 【乗る】 (動ラ五[四])
(1)物の上にあがる。
⇔おりる
「机の上に―・ってはいけない」「踏み台に―・って書棚の本を取る」「猫がひざの上に―・る」
(2)乗り物の上や中に身を置いて移動する。
⇔おりる
「馬に―・る」「ボートに―・る」「電車に―・る」
(3)(「道にのる」の形で)その道を行く。「国道に―・る」「其の道に―・りて往でまさば/古事記(上)」
(4)他人の考えなどを土台とする。のっかる。「先人の仮説に―・って論を展開する」
(5)他からの持ちかけに応ずる。(ア)(計画・企画などに)参画する。仲間として加わる。
⇔おりる
「誘いに―・る」「一口―・らないか」(イ)つりこまれる。のせられる。「計略に―・る」「うっかり口車に―・る」「もうその手には―・らない」「誘惑に―・る」(ウ)相手になる。「相談に―・る」
(6)勢いにまかせて進む。「勝ちに―・って相手を攻める」「調子に―・って車をとばす」「図に―・っていたずらをする」「興に―・る」
(7)動き・調子などにうまく合う。「軽快なリズムに―・って踊る」
(8)十分につく。よくつく。「印刷インクがよく―・る紙」「白粉(オシロイ)が―・らない」
(9)水の流れや風などによって運ばれる。「太鼓の音が風に―・って聞こえてくる」「黒潮に―・ってカツオの群れがやってくる」「ニュースは電波に―・って世界中に広まる」
(10)(「気がのる」などの形で)そうする意欲がわく。調子がでる。やる気が起きる。「この仕事にはあまり気が―・らない」「気分が―・ってくると仕事がはかどる」
(11)自分がしていることに満足して調子づく。「君,きょうは―・ってるねえ」
(12)とりついて離れない。また,乗り移る。「妹は心に―・りにけるかも/万葉 1896」「われに十禅師権現―・りゐさせ給へり/平家 2」
(13)(「実がのる」の形で)実がつく。みのる。[日葡]
(14)(普通「ノル」と書く)邦楽で,テンポを速める。
〔「乗せる」に対する自動詞〕
[可能] のれる
[慣用] 脂(アブラ)が―・軌道に―・尻馬に―・玉の輿(コシ)に―・波に―/大船に乗ったよう
大辞林 ページ 151920 での【乗る動ラ五[四]】単語。