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ははき-ぎ [3] 【帚木】🔗🔉

ははき-ぎ [3] 【帚木】 (1)ホウキグサの別名。[季]夏。 (2)信濃国の薗原にあって,遠くから見ればほうきを立てたように見え,近寄ると見えなくなるという伝説の木。情があるように見えて実のない人,また会えそうで会えないことなどにたとえる。「―の心を知らで園原の道にあやなくまどひぬるかな/源氏(帚木)」 (3)(はじめの二音が同音であるところから)母にかけていう。「大后の宮…日の本には,―と立ち栄えおはしましてより/栄花(駒競べの行幸)」 (4)源氏物語の巻名。第二帖。

大辞林 ページ 152414 での帚木単語。