複数辞典一括検索+

べき-や (連語)🔗🔉

べき-や (連語) 〔推量の助動詞「べし」の連体形「べき」に助詞「や」の付いたもの〕 □一□〔「や」が詠嘆の終助詞の場合。「べき」は係りの助詞「ぞ」の結びとしてのもの〕 …しそうなものだなあ。…するはずだなあ。「まことに心ばせあらむ人はわがかたにぞよる―/源氏(蜻蛉)」 □二□〔「や」が疑問または反語の意を表す係助詞の場合。中世以降の用法〕 …であろうか。…してよいだろうか。「合戦の庭に出でて,敵の強ければとて,しりぞかんにおいては,軍の勝負有る―は/保元(中)」「いかがす―,されども此野は縦横にわかれてうひしき旅人の道ふみたがへんあやしう侍れば/奥の細道」 〔□二□の「や」は,本来は終止形「べし」に付くべきもの。→べしや(連語)〕

大辞林 ページ 153973 での連語単語。