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べらなり (助動)(○・(べらに)・べらなり・べらなる・べらなれ・○)🔗🔉

べらなり (助動)(○・(べらに)・べらなり・べらなる・べらなれ・○) 〔推量の助動詞「べし」の語幹相当部分「べ」に接尾語「ら」が付いた「べら」に「にあり」が付いて一語化したもの〕 動詞やそれと同じ活用型の助動詞の終止形に接続する。ただし,ラ変動詞やそれと同じ活用型の語には連体形に接続する。現在のことを推量・想像する意を表す。…であるようだ。…のようである。「北へ行く雁ぞ鳴くなるつれて来し数は足らでぞ帰る〈べらなる〉/古今(羇旅)」「桂川わが心にもかよはねど同じ深さに流る〈べらなり〉/土左」 〔主として,中古の漢文訓読文や和歌に用いられたが,ごくまれに次のような例も見られる。「知らぬ茸(タケ)とおぼす〈べらに〉独り迷ひ給ふなりけり/今昔 28」〕

大辞林 ページ 154045 での助動○単語。