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ぼう バウ [1] 【坊】🔗🔉

ぼう バウ [1] 【坊】 ■一■ (名) (1)僧侶の居所。転じて,僧侶。房。「僧―」「お―さん」 (2)男の幼児を親しんで呼ぶ称。江戸時代には女児についてもいった。「―や」「―はどこの子だい」 (3)(ア)唐の都城制に倣った条坊制の一区画。四周を大路で囲まれた区域をさし,これがさらに小路によって一六の町(坪)に分かれる。(イ)条坊制で,左京・右京おのおのの各条を四坊に分かつ大路。南北に通じ,東西に通じる「条」に対する。 (4)皇太子の居所「東宮坊」から転じて,皇太子をいう。「―にもようせずは,この御子のゐ給べきなめり/源氏(桐壺)」 ■二■ (代) 一人称。男の幼児が自分をさし示していう語。「それは―のだよ」 ■三■ (接尾) (1)人の名に付けて,親しみや軽いあざけりの意を表す。「お春―」「けん―」 (2)人の様態を表す語に付いて,そういう人であることを表す。上にくる語によって「ぼ」「んぼ」「んぼう」の形にもなる。「朝寝―」「赤ん―」「赤んぼ」「暴れん―」「けちん―」「けちんぼ」 (3)僧侶の通称や坊号などの下に添えて用いる。「武蔵―弁慶」「法界―」

大辞林 ページ 154144 での単語。