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ま・く [0] 【巻く・捲く】 (動カ五[四])🔗⭐🔉
ま・く [0] 【巻く・捲く】 (動カ五[四])
□一□(他動詞)
(1)物のまわりにひも状・帯状の物を回らせる。からみつける。「腕に包帯を―・く」「首にマフラーを―・く」「世の人なれば手に―・きかたし/万葉 729」
(2)ひも状・帯状の物を,一方の端が内側になるように,ぐるぐる丸める。「卒業証書を―・いて筒に入れる」「毛糸を玉に―・く」
(3)ぜんまいのねじを回転させて,固く締まった状態にする。「時計のねじを―・く」
(4)それ自体の形状を円環形または螺旋(ラセン)形にする。「とぐろを―・いた蛇」「川の水が渦を―・いて流れる」
(5)物のまわりを取り囲む。包囲する。「霧に―・かれる」「遠巻きに―・く」「御所を―・きて火をかけてけり/愚管 5」
(6)登山で,急な斜面や危険な所をさけて,山腹を迂回して登る。「滝を―・いて尾根に出る」
(7)それ自体に取り付けた綱を引いて上げる。巻き上げる。特に江戸時代の大型の和船で,轆轤(ロクロ)に帆綱をからませて帆を上げる。「イカリヲ―・ク/ヘボン」
(8)数人(個人の場合もある)で連歌・連句の一巻を付け進む。「百韻を―・く」
(9)「撒く{(3)}」に同じ。
□二□(自動詞)
(1)螺旋(ラセン)状になる。渦状になる。「頭のつむじが右に―・いている」「流れやらでつたの細江に―・く水は/聞書集」
(2)息がはずむ。「イキガ―・ク/日葡」
[可能] まける
[慣用] 管を―・煙(ケム)に―・舌を―・尻尾(シツポ)を―・塒(トグロ )を―・旗を―/長い物には巻かれろ
大辞林 ページ 154672 での【巻く動カ五[四]】単語。