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まさ-に [1] 【正に】 (副)🔗⭐🔉
まさ-に [1] 【正に】 (副)
(1)ある事柄が成り立つことが動かしがたいさま。疑いもなく。確実に。「金十万円―受領致しました」「―名案だ」「―一石二鳥だ」
(2)一つの事物をそれ以外にはないものとして特に取りたてるさま。ちょうど。ぴったり。「彼こそが―適任だ」「あの姿は―彼だ」「悲劇から今―一年が経過した」
(3)(多く「将に」と書く)もう少しのところで物事が起こるさま。ちょうど今。「―沈もうとする夕日」「彼は今―運命の分かれ目にさしかかろうとしている」「―出発する直前だった」
(4)(多く「当に」と書く。「まさに…べし」の形で)ある事柄が成立することが強く望まれているさま。当然。「彼こそが―罪を受けるべきだ」「男は―かくあるべきだ」
(5)(反語表現に用いられて)ある事柄が成立するはずのないことを強調する。どうして…しようか。「なに人か迎へきこえむ。―許さむや/竹取」
〔(3)(4)は漢文訓読に用いられた語法〕
大辞林 ページ 154708 での【正に副】単語。