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まさな-ごと 【正無事】🔗⭐🔉
まさな-ごと 【正無事】
冗談ごと。いたずら。「―せさせ給ひしを忘れ給はで/徒然 176」
まさ-な・し 【正無し】 (形ク)🔗⭐🔉
まさ-な・し 【正無し】 (形ク)
普通の状態からかけ離れている。尋常でない。多く好ましくない場合にいい,不体裁・不都合・不似合いなどの意味にいう。
(1)みっともない。見苦しい。「こわ高になのたまひそ,屋の上にをる人どもの聞くに,いと―・し/竹取」「―・うも敵にうしろをば見する物かな/平家 8」
(2)よろしくない。いけない。「まめまめしき物は,―・かりなむ/更級」
(3)尋常でない。はなはだしい。「いとかう―・きまでいにしへの墨書の上手ども,あとを暗うなしつべかめるは/源氏(絵合)」
まさ-に [1] 【正に】 (副)🔗⭐🔉
まさ-に [1] 【正に】 (副)
(1)ある事柄が成り立つことが動かしがたいさま。疑いもなく。確実に。「金十万円―受領致しました」「―名案だ」「―一石二鳥だ」
(2)一つの事物をそれ以外にはないものとして特に取りたてるさま。ちょうど。ぴったり。「彼こそが―適任だ」「あの姿は―彼だ」「悲劇から今―一年が経過した」
(3)(多く「将に」と書く)もう少しのところで物事が起こるさま。ちょうど今。「―沈もうとする夕日」「彼は今―運命の分かれ目にさしかかろうとしている」「―出発する直前だった」
(4)(多く「当に」と書く。「まさに…べし」の形で)ある事柄が成立することが強く望まれているさま。当然。「彼こそが―罪を受けるべきだ」「男は―かくあるべきだ」
(5)(反語表現に用いられて)ある事柄が成立するはずのないことを強調する。どうして…しようか。「なに人か迎へきこえむ。―許さむや/竹取」
〔(3)(4)は漢文訓読に用いられた語法〕
まさ-に [1] 【将に】 (副)🔗⭐🔉
まさ-に [1] 【将に】 (副)
⇒まさに(正)
ま-さば [0] 【真鯖】🔗⭐🔉
ま-さば [0] 【真鯖】
スズキ目の海魚。全長45センチメートルほど。体は紡錘形でやや側扁する。体色は背面が青緑色で波状紋があり,腹面は銀白色。食用とし,秋は特に美味。温帯域沿岸の回遊魚。ヒラサバ。ホンサバ。
→サバ
大辞林 ページ 154708。