複数辞典一括検索+![]()
![]()
まで-に (連語)🔗⭐🔉
まで-に (連語)
〔副助詞「まで」に格助詞「に」の付いたもの〕
(1)事態の程度を表す。ほどに。「敵陣を完膚なき―粉砕する」「あさぼらけありあけの月とみる―よしののさとに降れる白雪/古今(冬)」
(2)事態がそれに限られることを表す。…にすぎない。「ほんのお見舞いのしるし―持ってまいりました」「一言御挨拶―申し上げました」
(3)事態の及ぶ限度,及んだ結果を表す。「その費用は総額五億円―達した」「あるじしののしりて,郎等―ものかづけたり/土左」
(4)事態の存在する範囲や実現する期限を表す。…までの間に。「原稿が全部出来上がる―は,まだ少し時間がかかる」「船に乗りし日より今日―二日あまり五日になりにけり/土左」
(5)ある事態の至り及ぶ時間的・空間的限界を表す。「ありつつも君をば待たむうちなびく我が黒髪に霜の置く―/万葉 87」
大辞林 ページ 154817 での【連語】単語。