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やま-ぶき [2] 【山吹】🔗🔉

やま-ぶき [2] 【山吹】 (1)バラ科の落葉低木。山地に生え,庭木ともする。茎は緑色で多数叢生(ソウセイ)し,高さ約1.5メートルで先は垂れる。葉は狭卵形で鋸歯がある。春,小枝の先に黄色の五弁花を一個ずつつける。果実は卵円形。園芸品種には重弁花もある。[季]春。 (2)家紋の一。山吹の花や葉を図案化したもの。水を配するものもある。 (3)「山吹色」に同じ。 (4)襲(カサネ)の色目の名。表は薄朽葉,裏は黄色。春,着用する。 (5)〔山吹色であることから〕 大判・小判など,金貨の異名。「―二枚取り出し/浮世草子・元禄太平記」 (6)〔女房詞〕 鮒(フナ)。[大上臈御名之事] (7)〔中世女性語〕 酒。[日葡] (8)鉱山で,採取した鉱物から金銀銅などを吹き分けること。また,その吹き分けたもの。 山吹(1) [図]

大辞林 ページ 155988 での山吹単語。