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やんす (助動)(やんせ(やんしよ)・やんし・やんす・やんす・○・やんせ)🔗🔉

やんす (助動)(やんせ(やんしよ)・やんし・やんす・やんす・○・やんせ) 〔近世語〕 活用語の連用形に付く。 (1)尊敬の意を表す。…なさる。「如何様に言ひやつたてて言ひ負けて居ませうかいの,放し〈やんせ〉/歌舞伎・浅間嶽」「まあ,そんな物,つてき〈やんしよ〉/浄瑠璃・忠臣蔵」 (2)丁寧の意を表す。ます。「ほんにこはい夢を見〈やんし〉た/歌舞伎・心中鬼門角」「松さきへ上下を二どこいで,堀ゐも二はいあけて来〈やんし〉た/洒落本・遊子方言」 〔(1)語源については,「やしゃんす」から,「やりんす」から,「あんす」からなど,諸説があるが,まだ定説化したものはない。(2)(1)は上方語で,近世前期には主として遊女が用いたが,後期には一般化した。(2)は上方語・江戸語に用いられている〕

大辞林 ページ 156031 での助動やんせ(やんしよ)単語。