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よう [1] 【用】🔗🔉

よう [1] 【用】 ■一■ (名) (1)しなくてはならない事柄。用事。「―を言い付ける」「―が済む」 (2)役に立つこと。はたらきをすること。「公衆の―に供する」「これでも―が足りる」 (3)大小便をすること。用便。「―を足す」 (4)費用。入費。「御内証の御―は何程にても是の内義に申付けておきまする/浮世草子・織留 3」 (5)〔「ゆう」とも〕 (事物の本体を「体」というのに対して)作用。現象。「衆生の心も…情識は―也,波に似たり/沙石 2」 (6)作用を表す言葉。また,活用する言葉。「むしは惣名也。躰也。むすはその―也/名語記」 (7)(形式名詞的に用いて)ため。ゆえ。「何の―に心もなう遠からぬ門を高く叩くらむ/枕草子 84」「かう云は斉の君をわるいと云わう―ぞ/史記抄 10」 (8)名詞に付いて,…のために使用するもの,…において使用するもの,…が使用するもの,などの意を表す。「実験―」「家庭―」「生徒―」 ■二■ (名・形動ナリ) 必要な・こと(さま)。入用。有用。「いづれもいづれも―果てなば賜(タ)びてむ/落窪 1」「かやうの所に馬など―なる物ぞかし/宇治拾遺 7」

大辞林 ページ 156241 での単語。