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ようず (助動)(○・○・ようず・ようず(ようずる)・ようずれ・○)🔗⭐🔉
ようず (助動)(○・○・ようず・ようず(ようずる)・ようずれ・○)
〔「うず」から生じたもの。中世末期以降の語〕
一段活用・サ行変格活用の動詞およびそれと同型の活用の助動詞の未然形に付く。
(1)話し手の意志を表す。「一挙に打ち殺してくれ〈ようず〉ものを/大淵代抄」「どりや又うらやましい,夢でも見〈ようず〉/洒落本・仮根草」
(2)推量の意を表す。「ソノ儀ナラバ北面ノトモガラ矢ヲヒトツ射〈ヨウズル〉/天草本平家 1」「おのおのの目にも見〈ようずる〉に/捷解新語」「教(オセエ)たらちつとづつ縫物(シゴト)も出来ようと思つたが,何が出来〈ようず〉/滑稽本・浮世風呂 2」
〔中世末期に,推量の助動詞「よう」が助動詞「う」から分化したのと同じ経過で,助動詞「うず」から分化したもの。近世には,主として東国語系の文献に用例がみられる〕
大辞林 ページ 156277 での【助動○】単語。