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よ・せる [0] 【寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よ・す🔗⭐🔉
よ・せる [0] 【寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 よ・す
(1)物を,ある場所,ある側に近づける。「家具を隅に―・せる」「車を路肩に―・せて止める」
(2)自分の体の一部を他のものに近づける。「耳もとに口を―・せてささやいた」「額を―・せて相談する」
(3)ある人に対して好意や同情の気持ちをもつ。「同情が―・せられた」「思いを―・せる」「信頼を―・せる」
(4)ある中心的な一点に物などを移動させる。(ア)多くの物を,ある一点に集める。「苗木に土を―・せる」「部品を―・せ集めて組み立てる」(イ)情報・意見などを手紙などで伝える。「番組についての御意見をお―・せください」「信書を―・せる」「手記を新聞に―・せる」(ウ)物を贈る。また,寄付・寄進する。「全国から―・せられた義捐金」「勝ち給はむ方に花を―・せてむ/源氏(竹河)」(エ)他人を自分の家に立ち寄らせる。主に「寄せてもらう」の形で用いる。関西風の言い方。「せっかくですから,―・せてもらいます」
(5)足し算をする。足す。「二に三を―・せると五だ」「兄弟の収入を―・せても父にかなわない」
(6)まかせる。ゆだねる。「親戚の家に身を―・せる」
(7)あるものに関係づける。よそえる。ことよせる。かこつける。「他人のことに―・せて子供の自慢をする」「花言葉に―・せて恋心を伝える」
(8)波・群衆・軍勢などが,ある地点に近づく。「―・せては返す波」「―・せ来る敵」
(9)男女の仲について,ある人に関係づけて言う。言(コト)よせる。「真間の手児名をまことかも我に―・すとふ/万葉 3384」
〔「寄る」に対する他動詞〕
大辞林 ページ 156385 での【寄せる動サ下一】単語。