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ら-ぬき-ことば [4] 【ら抜き言葉】🔗⭐🔉
ら-ぬき-ことば [4] 【ら抜き言葉】
「見れる」「起きれる」「寝れる」「食べれる」「来(コ)れる」など,「〜れる」の形で可能の意味を表す下一段活用の動詞をいう。「見られる(ミルの未然形ミ+助動詞ラレル)」「起きられる(オキルの未然形オキ+助動詞ラレル)」「寝られる(ネルの未然形ネ+助動詞ラレル)」「食べられる(タベルの未然形タベ+助動詞ラレル)」「来(コ)られる(クルの未然形コ+助動詞ラレル)」などのように,「〜られる」の形が本来の正しい言い方。「乗る」「釣る」「登る」など五段活用の動詞から生じる下一段活用の可能動詞「乗れる」「釣れる」「登れる」などの影響によるものと考えられている。東京語では,大正の末から昭和の初めにかけて使われ始め,戦後は特によく使われるようになった。「見る」「寝る」「来(ク)る」など,主として語幹が一音節の動詞から生じたものであるが,近年は,「どんな大学でも〈受けれる〉成績」「朝早くはなかなか〈起きれ〉ない」などのように,語幹が二音節またはそれ以上の音節の動詞にも及んでいる。
→れる(助動)
→られる(助動)
大辞林 ページ 156546 での【ら抜き言葉】単語。